国際部 中川卓也

(はじめに)
 城西支部国際部 主催による令和4年度の国際オープンセミナーが、2月22日に開催され ました 。今年度は、国際機関太平洋諸島センター( Pacific Island s Center 略称 PIC )次長高橋明子様をお迎えして 太平洋 島嶼国のお話を伺い ました。

 筆者の個人的な知識は、 太平洋島嶼国と 言えば、青い海、白い砂浜と言った地上の楽園のイメージ と共に、太平洋 戦争の激戦地で 今でも多くの旧日本兵の多くの遺骨が眠って いる悲惨な歴史が残る地域 と言う 相反 するイメージが 想起される地域 である程度の知識しか ない状況です。 漫画好きの私としては、 水木しげるが ニューブリテン島ラバウルに 派兵された時に、 片腕を 吹き飛ばさ れる重 傷 を負った ものの 、現地の 人たちにやさしく接してもらい、一時は帰国せず現地に永住を考えたほどの 素晴らしい 場所で あ った という 話が上述の 特徴をよくあらわしていると思います 。近年は、米中の衝突による海洋権益の問題で急速にクローズアップされ 、遠い地域であるが日本にとっては重要な地域と 再 認識され 始めたことから、これを機に 太平洋島嶼国 を 再度勉強し直そうと考え企画したものです。

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