国際部 飯崎 充

 それは、時に丸のままで、時に粉末で、或いは液体になり、もう一度固められて、さらには加工されて調味料として、と、様々な形態で私たちの毎日の食卓にのぼっています。この食材に出会わない日はほぼないのではないでしょうか。そう、大豆です。
大豆は、2023/24年の世界生産量が3億95百万㌧(米国農務省世界農業観測ボードの推計値)で、トウモロコシ、小麦、米に次いで4番目に多く耕作され、国際取引される戦略作物になっています。しかし、大豆の耕作が西洋世界に広がり、取引が徐々にグローバル化していくのはごく最近、20世紀に入ってからです。そして、そこには日本が深く関わっていました。今回は、大豆の大事な話をしてみます。

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