城西支部国際化コンサルティング研究会
今回は元日本経済新聞論説委員で、現在は亜細亜大学教授でおられる後藤康浩氏をお招きして、「アジアの今と日本企業」にフォーカスしてご講演いただきます。
経済のグローバル化が進むのに伴い、日本企業は1980年代以降、海外展開を本格化させ、特に中国・アジアには中小企業を含めて数多くの製造企業が進出して一大産業集積を形成、グローバルなサプライチェーンを築いて、日本のみならず各国の経済成長や世界経済の規模拡大に寄与してきました。しかし、時の経過とともに、世界の産業構造は徐々に姿を変えてきています。そして、現在、米中経済戦争に伴う中国の景気失速など、アジア、世界経済の雲行きに変調の気配が感じられるようになってきました。アジアの産業集積も転換期を迎えようとしています。
今回の講演会では、アジア・世界の経済と日本企業の海外展開について、長らくジャーナリストの立場から取材を続けてこられ、現在は大学教授の立場で調査・研究に取り組まれておられる後藤康浩氏にご登壇いただき、直近のアジア取材で得られた情報をもとに、日本企業、とりわけ中小企業の取組とこれからの戦略について、思うところを語っていただきます。
研究会員以外の方、城西以外の支部所属の方の参加も歓迎します。中小企業の国際化支援、アジア経済や海外情報に関心をお持ちの診断士の方は、是非ご参加下さい。
1.日時: 2019年11月13日(水)18:45~20:40
2.場所: 中野区産業振興センター 3階大会議室 (TEL: 03-3380-6946)
(JR中野駅 南口徒歩5分) http://nakano-sangyoushinkou.jp/access
3.講師: 後藤 康浩 氏(亜細亜大学都市創造学部教授、元日本経済新聞論説委員・編集委員)
4.演題: 『大変動期に入ったアジアの産業立地と日本企業の戦略』
5.参加費: 城西支部会員、城西国際化コンサルティング研究会員は無料
そのほかの方は、参加費として1,000円を当日お支払い下さい。
6.定員: 80名
7.申込み: 所属支部を記してEメールで下記までお申込み下さい。定員に達し次第締切と致します。
メールアドレス: acx73760@nyc.odn.ne.jp
飯崎 充(城西国際化コンサルティング研究会)
*講師略歴:
早稲田大学政経学部卒業、豪ボンド大学経営大学院修了(MBA取得)。 1984年 日本経済新聞入社。国際部、中東、ロンドン、北京など各地の駐在を経て、論説委員、アジア部長、編集委員などを歴任。テレビ東京系「未来世紀ジパング」に出演などTV、ラジオでも活躍。2016年より亜細亜大学都市創造学部教授。
主な著書に、『強い工場』(2003)『勝つ工場』(2005)『アジア力』(2010)(いずれも日本経済新聞社)『アジア都市の成長戦略』(2018 慶応義塾大学出版会)等がある。
*講師より一言:
米中対立は新冷戦であり、トランプ政権の圧力によって工場が中国からアジアに移転する大潮流が起きています。この変化をチャンスとして捉えられるかが、日本企業にとって新たな課題です。