杉並中小企業診断士会 理事長就任にあたって
横山晴二
東京都中小企業診断士協会城西支部の皆様、本年4月より杉並中小企業診断士会(杉診)の理事長を仰せつかりました横山晴二です。
就任してからはコロナ禍の真っただ中で訳の分からない内に虫の声を聞く季節になってしまいました。城西支部のホームページに理事長就任にあたって原稿を書いてほしいとの依頼を受け、杉診の理事長として考えていることをまとめてみたいと思います。
その前に少し自己紹介をさせていただきます。生年月日は昭和30年(1955年)3月6日で、現在65歳です。出身は杉並区、大学卒業までは井草に住んでおり、卒業後日清製粉株式会社に就職して、60歳で定年退職しました。大阪、福岡、札幌、神戸と全国を転々としただけでなくタイのバンコクでも勤務し、36年間の在職中で東京にいたのは14年間でした。主に業務用小麦粉の営業に携わり、後半は現場の責任者を経験し、関連会社や子会社の経営も2回経験し、顧客の経営指導を行う部署で中小企業診断士の資格と知識を活かせる仕事をした経験もあります。
中小企業診断士を取得したのは平成3年(1991年)と古いのですが、更新研修以外は全く中小企業診断士の活動はしておらず、診断士の世界に触れたのは退職して城西プロコン養成塾(JOPY)を受講したのが始まりです。何をすれば良いのか全く分からない中JOPYで得られた情報はありがたいものがありました。
当時は中央支部に属しておりましたが、JOPYが住まいから歩いてすぐの杉並区産業商工会館で開催されるということで、すぐに申し込みをしました。おかげで、城西支部に移籍をし、杉診にも入会して、皆さんに支えられ様々な経験をさせていただくことが出来、今の私があると考えています。
さて、理事長就任にあたり理事長の仕事とは何かと考えようと、まず杉診の定款を見ることにし、その目的を確認しました。「この法人は、商工行政や商工団体と協力して、杉並区内およびその他の地域の中小企業、商店街等ならびに消費者をはじめとする一般市民に対し、創業、経営の合理化・革新・IT化、人材育成等の幅広い経営支援活動を行い、もって地域経済および地域社会の活性化に寄与することを目的とする。」と書かれています。杉診を特定非営利活動法人(NPO法人)にするためにご尽力された諸先輩がそれまでに蓄積されたご経験をもとに苦労をして考えられた文言なのだと、改めてこの場でその重さを痛感しました。
この目的を踏まえて、当会の役割、目的を考えてみましたが、
「専門家集団として社会貢献をおこなう」という事を考えました。
我々は中小企業診断士という国家資格を保有し、専門家としての活動を通して社会に貢献することが求められているのではないか思います。その中小企業診断士の集まりである杉診では、活動の拠り所をこのように考えたいと思います。
次に理事長の役割、目的を考えてみましたが、
「会員皆さんの活動の機会を拡げる」事が大切なのではないかと考えました。
これまでに杉診は、主な活動として杉並区商工相談、チェレンジ商店街サポート事業、創業スクール、商店街支援プロジェクトがあり、他には商店街決算精査や東京商工会議所杉並支部や西武信用金庫関連の活動など様々な活動を行っていますが、まだまだ会員の活動の機会が少ないのではないかと考えます。引き続きこれらの実績を基に、理事の皆さんとともに会員の皆さんの活動の機会を拡げるような体制を作っていきたいと思っています。
理事長として、会員の皆様に満足していただけるような会になるよう会員の皆さんと一緒に活動して、地域や社会への貢献につながるようになれたら素晴らしいことではないかと考えています。このような考えに共感して、一緒に活動していきたいと考える方は、是非入会をお願いいたします。
力不足ではありますが、よろしくお願いいたします。
以上