城西支部の皆様、地域支援部です。
10月12日開催予定であった地域支援ゼミは、台風のため中止になりました。
当日ご参加予定であった皆様には大変ご迷惑をお掛け致しましたことお詫び申し上げます。
ここに、発表する予定であった原稿及びその概要の一部を順次公開していきたいと思います。
大変貴重な資料でありますので是非ご覧頂きたく思います。
今回は、杉並中小企業診断士会 阿部 恭子会員による中小企業施策活用事例集「商店街起業・承継支援事業について」、佐藤 泰久会員による地域支援ノウハウ集事例「杉並区空き店舗マッチング事業」を公開いたします。
なお。資料のダウンロードは明年1月末日までといたします。
➀平成30年度中小企業施策活用事例「商店街起業・承継支援事業について」 杉並中小企業診断士会 阿部 恭子
「商店街起業・承継支援事業」は、都内商店街の活性化を図ることを目的としています。助成内容には2年間の賃借料補助もあり、助成限度額は当時で420万円、近年はさらに拡充され魅力的な施策となっています。他の創業助成金は、事業の新規性や社会性が問われることが多く、飲食店などの商業者には獲得しづらいものでした。しかし、この施策の対象業種は、①卸売業・小売業、②不動産・物品賃貸業、③宿泊業・飲食サービス業、④生活関連サービス・娯楽業、⑤教育・学習支援業、⑥医療・福祉、⑦サービス業で、これまで活用しにくいといわれて業種にとって、待ち望まれた数少ない施策です。一方で商店街との連携・金融機関との連携が求められる施策であり、商店街で活動している診断士にぜひ活用して頂きたい施策です。
ダウンロード : https://drive.google.com/open?id=1qiArwQHzIOb1TTpLQRVsshpUTjRvp72e
②平成30年度地域支援ノウハウ集事例 「杉並区空き店舗マッチング事業」杉並中小企業診断士会 佐藤 泰久
「杉並区空き店舗マッチング事業」を行政との協働提案事業としてできた背景として、杉並診断士会内で商店街支援を強化していたこと、杉並区から商工相談員など事業を受託するなど行政との交流を深めていたことがあります。そうしたなか、杉並区産業振興センターより、空き店舗解決のための協働提案事業の打診があり、その後、区の商業係と協働での詳細計画作成と申請書の提出、書類審査、プレゼン審査を経て平成28年度協働提案事業として実施することになりました。事業目的を「創業者入居による空き店舗の解消と商店街の活性化」として、診断士会内にプロジェクトチームを作って実施しました。2年間の活動の結果、本事業に登録した商店街が21商店街、マッチングによる出店数が16店となり、設定した3項目のうち2項目で目標を達成することができました。また、今回の協働提案事業をとおして、地域支援のノウハウを蓄積することができました。
ダウンロード : https://drive.google.com/open?id=1FY_dDMtQcISfTbah-0XoSp9qqoi_zXXf