9月8日(土)城西支部コンサル研鑽塾が、杉並区産業商工会館にて開催されました。
第1部は、「ローカルベンチマーク(ロカベン)」の解説です。その誕生経緯や狙いと特徴、ツール構成・診断結果、ならびに経営者との対話に利用しやすいツールであることの説明がありました。特に、ロカベンの財務分析レーダーチャートは、同業他社と比較することで、経営者にとり“自社の経営力評価”が分かりやすいこと、また非財務情報は、その聞き取りを通じて、経営改善向けた経営者と診断士との対話ツールになると感じました。
第2部は、ワークショップです。ロカベンへの財務情報入力作業を体験し、財務分析レーダーチャートがどのように出てくるかを確認しました。また、経営者との対話ツールを実体験するため、入力した財務情報と非財務情報をもとに、「経営者と共有すべき課題は何か?」をテーマに、コミュニケーションツールとしての活用やアピール法等を意見交換しています。参加者からは、「診断レポートを経営者のレベルに合わせること」や、「診断士のヒアリング力の向上が必要」との指摘がありました。
ロカベンは、各種支援施策がその取り組みを推進しており、金融機関の事業性評価との連携強化も進むことで、一層の拡大が見込まれます。短時間でしたがロカベンに触れ、実際の操作、提案法を体験できたことは、今後の活用に向け貴重な機会となりました。