令和8年1月17日(土)、城西支部恒例のニューイヤーフェスタが中野セントラルパークカンファレンスで開催されました。第一部講演会には101名(会場参加77名、オンライン参加24名)、懇親会には88名の方々にご参加いただきました。開演に先立ち、鳩貝支部長よりご挨拶をいただきました。

 第1部「講演会」では、「多文化と40年間向き合い続けてきた老舗日本語教育機関の視点から、留学生市場の概況と、中小企業経営者及びその支援者の皆様と考えていきたいこと」をテーマに、学校法人香川学園 メロス言語学院 理事長補佐・事務局長 香川陽子様がご講演くださいました。40年の歴史を持つ日本語教育機関の視点から、留学生市場の概況、政府の最新動向、そして多文化共生社会における企業経営者の意識と備えについて詳しく解説いただきました。

 香川氏はまず、自身が運営する日本語学校の活動を紹介され、その後、ビザ取得や雇用管理の厳格化など、企業経営に関わる政府の動向を解説されました。特に、2026年~2027年にかけて、さまざまな法改正などにより細かな条件やルールが加わるため、法令のキャッチアップが必要との注意を促されました。

 また、国際情勢が留学生の国籍構成に与える影響や、円安の進行により日本の就職市場の魅力が相対的に低下している現状を共有されました。留学生の国籍バランスは数年サイクルで変化するため、日本企業は国籍に偏らない採用戦略が必要であると提言されました。

 質疑応答では、国籍による特性や中小企業が陥りがちな採用の失敗パターンについて具体的な見解が述べられました。香川氏は、安易な考えで採用する企業や、経営層と現場の管理職の意識が一致していない企業は失敗しやすいと指摘し、現場レベルでの意識改革の重要性を強調されました。本講演は、外国人材の採用や多文化共生に取り組む中小企業とその支援者にとって、実践的なヒントを多く提供する内容となりました。

 第2部「懇親会」では、東京都中小企業診断士協会 専務理事 山本祐一郎様よりご挨拶をいただきました。その後、懇親企画として新入会員の自己紹介が実施され、新旧会員の交流が促進されるなど、会員同士が積極的に親睦を深める場となりました。最後に安井副支部長より閉会のご挨拶があり、新春らしい和やかな雰囲気の中でフェスタは幕を閉じました。