令和元年10月9日、横浜市の六角橋商店街の見学会を開催しました。
六角橋商店街は、神奈川大学や複数の高校などの教育機関を近隣に有する一方、背後には高級住宅地である篠原町を控え、若者から高齢者まで幅広い年齢層と多彩な顧客層を持ち、昭和時代からのレトロな感覚が味わえることを特徴としています。
 特に西側アーケード街の仲見世通りは木造建築で、小倉の旦過商店街のように昭和30年代の形態を残している国内でも数少ない例の1つと思われます。
 仲見世通りの店舗は、創業以来地域に密着し、価格的にもリーズナブルな鮮魚店・青果店と、特定顧客を対象とした数十万円の高級腕時計を店頭に並べる店が軒を並べ、普通の商店街では見られない俗にいう「お宝」的なブリキ製玩具の販売店や、2階が小劇場となっている店舗など、歴史と客層の多彩さを感じさせます。
またプロレスを始めとする各種イベントを実施することで集客に努めていることでも知られ、空き店舗数の少なさもその証として認識できました。商店街モデルケースの1つを知る意味で、有意義な1日となりました。六角橋商店街