SEOで最も重要な対策の一つ、サイトタイトルを検索キーワードから決めるポイント
城西支部 地村 健
Webサイトにおいてタイトルは重要な役割を担っています。
検索エンジンの検索結果上位に表示され閲覧者にクリックしてもらうために、検索エンジンの評価基準に沿いつつ閲覧者に魅力を伝える必要があります。その結果次第でサイト閲覧者数は大きく変わります。
以下のポイントを押さえながらサイトタイトルを設定することで、より効果の高いタイトルにすることが可能です。
1. 閲覧者への明確で魅力的なメッセージ
2.主要キーワードの利用
3.文字数の最適化
4.一意の文字列にする
1.閲覧者への明確で魅力的なメッセージ
タイトルはそのサイトの内容を正確に反映するものでなければなりません。ターゲットから見て魅力的なコンテンツを準備した上で、明確で誤解を与えないタイトルにする必要があります。
2.主要キーワードの利用
最も重要なキーワードはタイトル文字列の中で早めに使いましょう。これは検索エンジンが内容を理解するのを助け、閲覧者が自身の検索キーワードに関係しているサイトであることを素早く伝えることができます。
3.文字数の最適化
Googleでは通常、検索結果ページ上で約30文字程度タイトル文字が表示されます。それを超えると、タイトルは切り捨てられてしまいます。そのため30文字程度にタイトルをまとめ、重要な情報が切り捨てられないようにします。
4. 一意の文字列にする
各ページのタイトルは固有のものでなければなりません。これにより検索エンジンがそれぞれのページを正しく理解し、登録できるようになります。
上記を踏まえたサイトタイトル作成手順を紹介いたします。
まず、サイトのメインキーワードを決定します。検索者が使うと思われる業種名や商品・サービス名、特徴などのキーワードをGoogleキーワードプランナーなどの検索数調査ツールに入力し、結果から検索ボリュームが多いものを拾っていきます。
出典:キーワードプランナー(https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/)
例えば事業ドメインが、中野区で食事をしたい人に(誰に)、創作洋食を(何を)、 リーズナブルに(どのように)の場合であれば次のような流れになります。
まず「中野 洋食」など基礎的な自社情報をキーワードプランナー等に入力し、キーワード候補を抽出します。候補の中に検索ボリュームが「中野 洋食」に比べて多いキーワードがあった場合、自社のドメインや業容と照らし合わせてみて、問題なければ候補とします。
これを繰り返し、自社の事業ドメインに合致しつつ検索ボリュームの多いキーワードを候補の中から絞り込み、メインキーワードとして決定します。
次にメインキーワードを入れて30文字程度のサイトタイトルを作ります。
検索結果に表示されたときにクリックしてもらうために、魅力的なタイトルにする必要があります。そのため検索者がどういう状況、気持ちで検索しているかをターゲット像から反映して構成していきます。価格や割引率などの数値情報や他社との差別化ポイントなど、ターゲットから見て魅力的と考えられる便益を示すことが重要です。
例えば次のような例が考えられます。
「中野駅から徒歩1分 創作洋食○○○○ ランチ10組限定500円!」
上記のポイントを押さえながらタイトルを作成することで検索エンジンからの閲覧者を増加させることが可能です。SEOを実施する際には、魅力的でかつ検索エンジンの仕様に合わせたサイトタイトルを検討されてみてはいかがでしょうか。