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 2017年 9月 城西支部実務従事・補習服指導員説明会開催
     4月 城西支部 マイスタープログラム 建設会社診断(IR事業調査・提案)実施報告
     3月 城西支部 マイスタープログラム 商店街診断実施報告





城西支部実務従事・補習副指導員説明会開催

城西支部  石井 龍治

 8月26日(土)、中野区産業振興センターにて城西支部実務従事支援部主催による「実務従事・補習副指導員説明会」が開催され、16名の方にご参加いただきました。
 当日は柴原城西支部長からあいさつを頂いた後、鈴木実務従事支援部長から実務補習の説明、稲垣実務従事支援副部長から実務従事の説明およびゲストとしてお呼びした竹村指導員から(副)指導員としての体験談の後に質疑応答、指導員3方(柴原支部長、鈴木部長、竹村指導員)との名刺交換会という流れでの進行です。実務従事・補習を行うにはその企業をクライアントに持つ副指導員の方が指導員役の診断士を探す必要があるため、参加者全員が指導員の方と名刺交換を積極的に行われていました。
 指導員・副指導員になる要件の違いや、実務補習・実務従事を行う際の相違点、実施する企業の見つけ方や(副)指導員として必要な素質など、実際に携わっている方からの本音のトークが聞け、副指導員としての面白さやメリット、副指導員から指導員へのステップアップの具体的なイメージがつかみやすい内容であったことから参加者から副指導員として登録したい旨の声が多数寄せられ、またすぐに副指導員の登録手続きを取られた方も複数名いらっしゃるなど大変有意義な説明会となりました。

    






城西支部 マイスタープログラム 建設会社診断(IR事業調査・提案)実施報告

城西支部 中川 雅博

 今回は、城西支部の「マイスタープログラム」の一環として、榊原貞夫指導員の指導の下、6名でチームを組み、平成29122日(日)から320日(月)の期間で、建設会社A社に対して、IR事業(統合型リゾート、カジノ事業)に関する調査・提案を行った。
  まだ30代で活力に満ちた“体育会系”のA社長は、旺盛な好奇心と事業意欲を有し、広い人脈も活かして、本業の建設工事のみならず、飲食店、美容院の経営や、イベント人材派遣などにも事業を多角化し、いずれは一財閥を成したいとの大きな夢を持っている。平成28年末のIR推進法成立の動きに新たなビジネス機会の匂いを感じ、今回の診断依頼となった。
 調査・提案では、まずは、「①IR推進法の概要」と、それを受けた「②政府・自治体の動き」をおさらいしたうえで、「③世界のカジノ事業の現状」を俯瞰し、「④カジノ事業の類型分析と日本が目指すべきカジノ事業モデル」の考察から、「⑤A社としてのカジノ関連事業への参入可能性」を検討した。
 日本での
IR事業は、大都市における国際会議や展示会・イベントなどと組み合わせた大規模「MICE型」と、地方のリゾート・周遊観光と組み合わせた「地域振興型」の2類型が有力であり、複数の自治体が候補地として手を挙げている。A社が強みとする不動産を中心とした事業を核に、事業関係性の深い地域で、国内外のパートナーと力と知恵を合わせることで、大企業が手を出しにくいニッチ分野での事業チャンスをいかに早くとらえていくか。今回の提案は、まだ入口段階であったが、今後ともサポートしていければと考えている。

 ※:A社=㈱アイム・ユニバース
   A社長=藍川社長






城西支部 マイスタープログラム 商店街診断実施報告

城西支部 山口 尚彦

城西支部では、「城西マイスタープログラム」という施策により実務従事の機会が提供されている。今回は鈴木隆男指導員による指導のもと、城西プロコン塾卒業生10名が参加し1月15日(日)から3月12日(日)の期間でN商店街の診断支援を行った。
 診断支援は①商店街会長へのヒアリング、外部環境・商圏調査、通行量調査、来街者アンケート、商店街会員個店へのアンケート、による調査、②調査に基づく現状分析、③商店街全体の方向性の策定、④全体提言、⑤個別方策の提言、というフローで行った。
 N商店街は、近隣に大学などの施設があり、商店街の通行量も増加し、接客・サービスが評価される個店もある、という強みを持つ一方で、空き店舗が目立ち、商店街で実施するイベントが不振といった状況にある。今回の診断では、商店街の店舗会員、近隣住民、近隣の施設・機関を当商店街にとっての地域資源と位置づけ、地域資源を積極的に活用することで商店街の魅力を高める、という方向性を打ち出し提言を行った。
 具体的には、①地域住民との関係づくり(ハロウィン・イベントの盛り上げ、地域サークル活動の支援)②大学との連携(共同での物産展、新商品開発の取り組み)③空き店舗対策(商店街会員の関連業者をまき込んだ取り組み)④商店街会員の結束力強化の方策(SNSの活用、イベント開催への取り組みによる結束)である。ハロウィン・イベントへの取り組みには商店街会長ら幹部の関心も強く、これを軸として今回提言した各取り組みが実行され、当商店街の魅力が高まっていくことを期待したい。